「只今、外国二輪車カタログ、等(~1979年)を、販売中!!」

「只今、外国二輪車カタログ、等(~1979年)を、販売中!!」

①1958 TRIUMPH総合〔本国版〕4折・カタログ <¥2500>、1970 BSA
 総合(本国版)2折・カタログ<¥2000>、等。

② ドカティPANTAH 600TL DESMO〔村山モータース版〕2折・カタログ
<¥1500>、ランブレッタ150LDA(英語版)3折・カタログ<¥2000>、等。  

③196? ハークレス(313、317型)〔東日本貿易KK〕2折・カタログ
 <¥2500>、等。

④1971 ハーレーダビットソン総合〔英語版〕 2折・カタログ
 <¥1500>、等。

上記の品は、店頭にて販売中です。(通販も・・・)

★8月のフェア<「カタログで見る、国産・オフロード二輪車(1965年~)」カタログ&アクセサリー・カタログ フェア8/3(土)~8/12(月)>

◆つくば情報サイト「フォトつくつくば」も・・・。<フォトつく>で検索できます。

店主は妄想族(私小説) その十一「定価より」  

さわやかな風が心地よい五月上旬、入口のドアがゆっくりと開いて、年配の男性がお見えになられた。「いらっしゃいませ」と挨拶すると、店内に一歩入った所でちょこんと頭を下げて応えた六十代半ばと思われる男性は、店内を見まわして、店の中ほどにまとめた自動車カタログの入ったケースには目をくれずに、壁際に備えた本棚に目線を当てていた。私は(初めての方だな)と思いながら、(カタログには関心はお持ちでないな)と思った。ゆっくりと店内を見回した後で見定めたように男性は奥に進まれて、三つある左端の本棚の上段に並ぶ自動車誌に手を伸ばされた。
 髪に白いものが混じる男性は、昭和三十年代から四十年代の自動車誌を棚から取り出してはページをめくり戻していた。私はレジのある机に向かって店頭に出すまえのカタログを傷みや折れなどが無いかをチェックしながら時々に棚の方を見ていたが、六十代の男性が手を休めているのを目にして、「お探しの物がありましたら、お探ししますよ」と声を掛けてみると、机の方を向かれた男性は「大丈夫ですよ」と応えてから、店内の中ほどを占めるカタログ入りのケースに目をやった。「雑誌好きの僕には、店内の半分以上の場所を、カタログが占めているのが異様に感じます」と話して、「このようなカタログは、どのようにして集めらて来られるのですか」とそのものよりもカタログの入手先の方が関心ありげに訊いて来られた。私はおもむろに「雑誌を含めてカタログも、当店頭に売りに来られる方がいらっいます。お持ちになるもの中に特にカタログに関しては、とても数の少ない物もあり、そのような珍しいカタログは、高額で買うこともあります」と応えると、「ええっ」と声を上げて男性は驚かれた。私はその驚きように、「どうされました」と思わず訊いてしまったが、丁度に電話が鳴って五分ほどの応対後に受話器を置いて棚の方を見ると、男性は先ほど同様に自動車誌を上段から取り出しは戻していた。
 カタログにダメージがないかのチェックを終えたころに、白い髪が混じる男性は昭和三十年代の自動車誌を三冊ほどお持ちになってレジの机に置かれた。会計をしようと立ち上がった私は机の上に重ねるようにおかれた自動車誌を目にして、「お目当てのものが有って、良かったですね」と笑みしながら言うと、「実はこれらは、小学生の頃に買っていた自動車誌で、当時は定価が三百円で、小学生の時のお小遣いが三百円の頃でした。小五のぼくはお菓子を我慢して、この雑誌を買っていました」と懐かしそうに話して、「そんなにしてまで買い続けた雑誌を、四十半ばに止む得ずに全冊を手離してしまったんです」と悔しそうに話されて、「それで今になって、小学生の頃に買っていた雑誌の記事が読みたくなって探していたところ、知人からこの店を教えてもらい、今日に時間の都合をつけて埼玉の本庄から来ました」と少し声高に話された。
 支払いを終えた男性にお買い上げになった自動車誌をシルバーのビニール袋に入れて手渡した後に、「カタログを高く買うというような話をした時に、驚かれたのは、どうしてですか」とあらためて私は訊ねてみた。男性はシルバーの袋を提げながら「ディーラーに行けばもらえた自動車のカタログを、この店ではお金を出して買っているのに、ビックリしたのです。それも、元はタダの物なのに貴重なモノもあると言って、それらには高いお金で出していることに・・・。」と真顔で答えたのでした。私は苦笑してから「今となっては手に入らないものですから、確かにタダでもらえたカタログですが、当店に来られる方は欲しいものであれは、お金を出してお買いになっていきます」とありのままに話した。そんなことって有りかなという顔を男性はされたが、それ以上はカタログについて話してこなかったので、私もそれ以上は話しませんでした。帰り際に男性が、「この時代の雑誌を揃えている店は、貴重ですよ」と言われて、私が、「ありがとうございます」と述べると、六十代の男性はもう一度奥の棚の方を見られてから出口の方に向かわれた。ドアの近くのインフォメーション・ボードを目を止めてから、定価三百円を当店で売価千五百円の自動車誌の入ったシルバーの袋を大事に抱えるようにしながら、外に出で行かれた。黒い髪に白いものが混じる男性の運転する車が駐車場から出て行くのを窓越しに見送りながら欲する気持ちがあれば、ディーラーでもらえたモノでも、”定価より”高くても、私自身も購入していると明言できるのです。
                       
★8月のフェア<「カタログで見る、国産・オフロード二輪車(1965年~)」カタログ&アクセサリー・カタログ フェア。 等。8/3(土)~8/12(月)>

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「グラフ&マガジン〔ニッサン バイオレット〕」

「グラフ&マガジン〔ニッサン バイオレット〕」

①S54.5 ニッサン・スポーツ・グラフ”バイオレット強し、輝く三冠王”1979 サファリ・ラリー 2折・カタログ
<¥1500>
②1979-6.15(三栄書房)AUTO SPORT誌 138ページ(カラー6ページにわたり”サファリ・ロードにバイオレットの雄叫び”と題して、第27回サファリ・ラリー特集)
<¥1250>

*上記の品は、店頭にて即時販売です。(通販も・・・) 

★7月のフェア<「自動車誌で見る、1970年代の国産乗用車(増刊・別冊も含む)」マガジン&マガジン フェア。モーターマガジン誌、モーターファン誌、等。6/29(土)~7/7(日)>

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「イタリア車・カタログ〔1980年~〕」が、入荷!!」 

「イタリア車・カタログ〔1980年~〕」が、入荷!!」 

①2002-7 アルファロメオ156GTA(GH932AXB)”甦る伝説”
12ページ・カタログ〔日本語版〕  
<¥1500>
②フィアット・ウーノ(E-F46)ターボi・e、75SXie
12ページ・カタログ〔日本語版〕
<¥1000>
③1984 アバルトA112 ”熱風の確信”
16ページ・カタログ
<¥2000>
④1992 ランチア デルタHFインテグラーレ ”究極と化したモデルIVの伝説”
16ページ・カタログ〔日本語版〕
<¥2500>
⑤2004 マセラティ・クーペ・スパイダー・グランドスポーツ
47ページ・カタログ
<¥2500>

*上記の品は、店頭にて即時に販売です。(通販も・・・)

★7月のフェア<「自動車誌で見る、1970年代の国産乗用車(増刊・別冊も含む)」マガジン&マガジン フェア。モーターマガジン誌、モーターファン誌、等。6/29(土)~7/7(日)>

 ◆つくば情報サイト「フォトつくつくば」も・・・。<フォトつく>で検索できます。

店主は妄想族(私小説) その十「赤丸のしるし」 

 レジ机に向かい店頭に出すためのカタログを透明のビニール袋に入れていた私は、店の前の駐車場で車のドアが閉まる音を耳にしたので机越しに窓の外をうかがうと、入口に年配の男性が立つのが見えた。ご来店の挨拶をするためにドアが開くのを待ち構えたが、何度か来店されて見覚えのある年配の男性は、入口の前に立っているが一向に店の中に入って来なかった。私は(どうしたのかな)と思って立ちあがってドアの方に近づくと、店舗の入り口と横並びの二階の住居の玄関戸のインターホーンを押していた。「こちらが、入口です」とドアを半開きにして顔だけ出して伝えると、「こっちだったな」と男性は照れ笑いをしながら、大きくドアを開いて店の中に入って来られた。
 七坪ほどの店の奥の壁際に備えた三つある本棚の真ん中に立って六十代の男性は、棚の上段から中段にかけて並ぶ昭和三十年代から四十年代の自動車誌を取り出してはページを丁寧にめくり戻していた。私はカタログの入れ終えた透明のビニール袋の表の右上に、すでに手書きで値段を書き終えた小さなラベルを貼ろうとして、目の前においた六十部ほどの一番上のカタログを手にしたが、先ほどの年配の男性との入口でのやり取りが頭に現れて、この男性が三度目に来店された時を思いだしてしまった。その時のやり取りとは、「一点が百円値の当店のポイントカードをお持ちですか」と三冊ほどの自動車誌をレジにお持ちになった際に男性に訊ねると、「あぁ、カードね、持っているよ」と応えて、いろんなカードが混じっている財布から一枚取り出して「はい」と渡された。当店の発行するカードではなくて別のお店のカードだったので私は、「このような表示のカードです」とレジの横から取り出したポイントカードを見せると、「あぁ、そうか」とひっこめ、当店のカードを出されたのです。カタログの入った三十部ほどの透明の袋に値段のラベルを貼り終えたところで、男性が昭和三十九年代のモーターファン誌とモーターマガジン誌の二冊をレジの机にお持ちになった。私は会計するために立ち上がり一冊づつ手にして、(モーターマガジン誌の方は、同じ雑誌でカードのポイントが使える赤丸印もあったはず)と思いながら、「一点が百円値のポイントカードをお持ちですか?」と訊ねると、「あぁ、持っているよ」と応えて、ポケットから出した財布から当店のポイントカードを出してくれた。カードの裏に七個のハンコが押されいるのを確かめてから私は、「この時点で七百円分と交換できます。確か、こちらの一冊はポイントの使えるのがあったはずですが、それになされば、七百円を引いた代金になりますよ」と話して、「どういたしますか?」と訊いてみた。すると六十代の男性は、「先ほど見ていた時に、同じ雑誌であったが、値段の横に赤丸しるしが付いていたので取らなかったが、ポイントが使えるなら、そちらにするよ」と応えた。男性が赤丸しるしに代えると言われたので私は、赤丸のない値段の雑誌を本棚に戻して、赤丸の印の付いたラベルの貼った雑誌と手にして机に戻り、二冊分より一冊はポイント分を引いた代金をいただいた。
 お買い上げのお品の入ったシルバー色のビニール袋を男性に手渡してから、「お好きなポストカードがありましたら、一枚どうぞ」と千円以上をお買いになられた方にプレゼントしているポストカードをすすめると、「あぁ、そうだな」と応えて、レジの前にある仕切りのあるカード・ケースに手を伸ばされた。「これから、どちらかに行かれるのですか」と椅子に掛けずに私が訊ねると、「このまま、どこも寄らずに、帰ります」とあっさりと応えて、一枚を手に取ると「これ、いただきます」と言って、シルバーの袋に滑り込ませた。「ありがとうございました」と礼を言うと、くるりと向きを変えて出口の方に向かいドアを半ば開いたままにしてレジ机の方を向かれ、「値段に赤丸のしるしの付いている品は、”要注意のしるし”と思って、手を出さなかったんだよ」と苦笑しながら言われた。「大丈夫ですよ。赤丸のしるしは、”お得のしるし”です」と応えると、笑みされた男性は、「ありがとう」という言葉を店内に残して、ドアが閉まる直後に外に出て行かれた。

★7月のフェア<「自動車誌で見る、1970年代の国産乗用車(増刊・別冊も含む)」マガジン&マガジン フェア。モーターマガジン誌、モーターファン誌、等。6/29(土)~7/7(日)>

◆つくば情報サイト「フォトつくつくば」も・・・。<フォトつく>で検索できます。